南門は1518年に造られました。聖母マリア像を中心に24人の聖人や高位聖職者の像が据えられています。
西門から教会に入ると、ドアの上にある彫刻は左から受胎告知、キリストの降誕、東方三博士の礼拝。ドアの左側はマヌエル一世の像、右側は王妃マリアの像。天に向ってそびえる柱はヤシの木を模したといわれ、海をモチーフにした模様が刻まれています。
内陣の祭壇飾り板はローレンソの作、左側にマヌエル1世と王妃マリア、右側に息子のジョアン3世と王妃カタリナの棺があります。
大礼拝堂には、ヴァスコ・ダ・ガマと詩人カモンエスの石棺が置いてあり、遺体は今も安置されています。また1584年、日本から渡った「天正少年使節団」もここを訪れているという記録が残っています。
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