聖トーマス大聖堂@ザモシチ



「聖トーマス大聖堂」(Parafia Zmartwychwstania Pańskiego i św. Tomasza Apostoła w Zamościu)

ザモシチの建造物はバロック様式の要素を入れていて、大広場に位置する市庁舎の時計塔などはバロック様式の丸屋根が見られます。そして、旧市街の南西に位置する聖トマス大聖堂は、ルネサンスとバロック両方の美術様式の彫刻が配されたりと、地元の建築様式にイタリア建築の要素が加わるという独自の建築物の発展が見られるのが特徴です。
大聖堂は1587年〜1598年にかけて建設され、内部の装飾が完全に仕上がったのは1630年のことでした。1824年から2年にわたって大規模な改築が行われていますが、第二次世界大戦で破壊を免れておりほぼ19世紀当時の姿で見ることができます。
大改築が行われたのは当時、ポーランドがロシアに占領されていたことと大きく関わっています。その時はザモイスキ家の紋章すらも取り除かれました。
大聖堂にある礼拝堂(カトリック教会に見られる、側面にある小さな部屋)の内、8つはザモイスキ家のものです。その1つにヤン・ザモイスキの墓碑があり、壁には彼の絵があります。


   

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