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ザリピエ(Zalipie)
ザリピエ村はポーランドの第二の都市、クラクフから東に68キロの場所にあります。
ザリピエの村だけで12軒、周辺の村も合わせると30近くの花柄ハウスが点在します。
壁に花柄をペイントするようになったのは19世紀に入ってから。最初は室内のみでした。蒔を使ったストーブや暖炉では大量のすすが発生し、白壁が黒く汚れてしまいました。そこを綺麗に見せようとした打開策が壁に花を描くことだったといいます。
当初は炭や赤土に牛乳を混ぜて描くシンプルなものでした。その後、染料が発達し、カラフルなものとなっていきました。村を歩いていると、時折シンプルな絵の家を見かけることがあります。彼らは第二次大戦中でも絵を描くことやめませんでした。
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