【世界遺産】マウォポルスカ南部の木造教会群(Wooden Churches of Southern Little Poland)
広大な自然が広がるのどかな山岳地帯に、15~17世紀に建てられた木造の正教教会やカトリック教会が立ち並んでいる。2003年に世界遺産に登録された教会は、14世紀末に作られた木製の聖母像がある大天使ミカエル聖堂(ビナロヴァ)、ゴシック様式とルネサンス様式の最古の多彩装飾の一部が見られる諸聖人聖堂(ブリズネ)、美術、彫刻の作品群が残された大天使ミカエル聖堂(デンブノ・ポドハラニスキェ)、木造教会群の中でもっとも古い聖母被昇天と大天使ミカエルの聖堂(ハチュフ)、バロック期の絵画や彫刻がある聖レオナルド聖堂(リプニツァ・ムロヴァナ)、独特の尖った屋根が美しい使徒聖ピリポと聖ヤコブの聖堂(センコヴァ)の6つ。いずれも独特の大きな屋根をもち、ローマ・カトリック文化における中世教会建築の様相を色濃く示している。
|