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「●総督宮殿(現大統領官邸)」(Presidential Palace)
1818年、ワルシャワ・チャリティー協会がここで催したコンサートに当時すでに類まれな音楽的才能を持った少年として注目されていたショパンが出演した。まだ8歳の子供だったが、ピアノを弾くだけでなく、その前年に幾つかの”ポロネーズ”や行進曲を作曲していた。
演奏会に訪れていた沢山の貴族達から「モーツァルトの再来」と喝采を浴びた。家に帰るとユスティナ母さんの「みんなが一番感心したことは何だったの?」の問いかけに、フリデリクは「僕の洋服の新しい「付け襟」をみんなが褒めてたよ!ママ」と、天才性を見せた直後に、子供らしく無邪気に答えたという可愛いエピソードが残されている。
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