ショパン・ピアノコンクール



ショパン・ピアノコンクール(International Chopin Piano Competition)

ショパンコンクール設立は1927年。ショパンが作曲したピアノ曲のみで演奏・審査され、ポーランド文化の伝承もテーマとしている独特なコンクールで、第19回となる今大会は、2027年の設立100年にさきがけた記念大会とされています。
出場者数は170名前後ですが、4月開催の予備予選で絞られた80人が10月に開催される本選に進みます。本選開催期間はショパンの命日である10月17日前後の約3週間。約80人が1次予選、2次予選、3次予選でそれぞれ半数ずつに絞られ、決勝は約10名前後で競われます。
出場年齢は16歳以上30歳以下で若手の登竜門とされますが、出場者はすでにプロとして活動している演奏家たちが大半。各選考ステージではポロネーズやマズルカといった「課題曲」の設定こそされていますが、実質は高レベルなプロの演奏会。そこにコンクール特有の若者ならではの瑞々しさや熱気、曲の選択やプログラム構成といった醍醐味が加わります。


   


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