【世界遺産】マルボルクのドイツ騎士団の城(Castle of the Teutonic Order in Malbork)
ポーランドの世界遺産であるマルボルクのドイツ騎士団の城は、ポーランド北部のヴィスワ川下流の畔に位置するマルボルクにあります。赤レンガで固められた堅固な城で、13世紀にドイツ騎士団が本拠地として建設したもので、中世ヨーロッパでは最大級の城郭です。
マルボルクは、ポーランド北部にあるポモージェ県を流れるノガト川の東岸に13世紀にドイツ騎士団によって建造された町。当時のポーランドは、周囲に住んでいた異教徒であるプルーセン人によって脅かされていて、王は彼らを撃退するために当時ハンガリーにいたドイツ騎士団を招聘しました。彼らはもともと十字軍に参加した修道騎士で、やがてバルト海沿岸からドイツ東部まで広大な国家を形成するようになりました。
マルボルク城は、第二次世界大戦末期の1945年春に、篭城したドイツ国防軍と攻勢をかけるソ連赤軍との激しい戦闘よってほとんどが破壊されました。戦争が終結すると、ヤルタ協定によりマリーエンブルクが属していた東プロイセン南部はドイツ領からポーランド領になりまりした。その後マルボルク城は、ポーランド市民の手で修復されましたが、現在も大聖堂は未修復で、現在でも修復作業は続けられています。
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