【世界遺産】カルヴァリア・ゼブジトフスカ:マニエリスム様式の建築と公園の景観複合体と巡礼公園(Kalwaria Zebrzydowska: the
Mannerist Architectural and Park Landscape Complex and Pilgrimage Park)
「カルヴァリア」とはゴルゴダを示すラテン語から来ています。
カルヴァリア・ゼブジドフスカと呼ばれるこの地域一帯が世界遺産に指定されています。カルヴァリア修道院はこの地域にある最大の修道院です。
ポーランド南部ビエルスコビャウ州に位置する、キリスト受難の丘ゴルゴタに見立てて造られたキリスト教徒の巡礼公園で、エルサレムの都市景観を再現した貴重な遺産。1999年に世界遺産に登録された。ツァー山の斜面に建てられた聖十字架礼拝堂などを中心に、42に及ぶ小教会や礼拝堂が立ち並んでいる。ポーランドの各地から巡礼者が来るようになったことで新たに巡礼礼拝堂が建造され、そこには聖母マリアの絵が収蔵されている。マリアの聖地がある修道院は、ロココ様式をもつ後期バロックの建造物で、内部にはマニエリスム建築の多彩装飾とともに貴重な絵画や調度品があり人々の目を引きつける。聖木曜日の夜に、「最後の晩餐」から始まり、受難や死、埋葬までの聖地28カ所を巡る「キリストの道行き」は全長6kmにも及ぶ。
|