モロッコ タンジール



モロッコ北部,タンジール州の州都。ジブラルタル海峡にのぞむ港湾都市。地中海をめぐる商業,軍事の要衝で,前 15世紀にはフェニキアの交易拠点として繁栄。その後,地中海の歴史を反映して,カルタゴ,ローマ,バンダル,ビザンチンなどと,次々に支配者が変った。8世紀にはイスラム朝の支配下に入り,1471年まで多くのアラブ系王朝が盛衰。その後 1661年までポルトガル,スペインに占領され,次いでイギリスの植民地となった。 19世紀にはモロッコの外交上の首都とされたが,1905年にはタンジール事件が起るなどして,23年にはイギリス,フランス,スペインなどの共同管理下におかれ,自由貿易港として繁栄。 56年独立したモロッコに編入。

高速フェリーにてスペイン対岸のタリファに渡る。


 

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