サハラ砂漠または単にサハラは、アフリカ大陸北部にある砂漠で、氷雪気候の南極を除くと世界最大級の砂漠である。南北1,700キロメートルにわたる。面積は約1,000万平方キロメートルであり、アフリカ大陸の3分の1近くを占め、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積である。
サハラウとは、元来アラビア語で「何もない」「砂漠」「荒野」を意味する一般名詞だが、とくに北アフリカなどでは日常的にサハラ砂漠を指すことから、そのまま固有名詞としてヨーロッパの言語に定着した。アラビア語で明示的にサハラ砂漠を指すときには、「アッ=サハラーゥ・ル=クブラー」(「最大なる砂漠」)などと呼んでいる。
このように名称自体に「砂漠」の意味を含むことから、英語やフランス語では砂漠を意味する語(Desert/Désert)は添えず、単に
The Sahara、Le Sahara と呼ぶのが正式である。 日本語では、慣用的に「サハラ砂漠」と呼びならわしている(つまり重言である[1]。なお、他言語版のウィキペディアにおいても、その多くが「Sahara」の見出しとなっている)。
大海原に例え英語圏ではグレート・サンド・シーとも呼ばれる。
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