モロッコ カスバ街道



カスバとは、アラビア語で砦や城塞を意味し、防衛用の壁に囲まれた住宅や街を指します。
モロッコを南北に分断するアトラス山脈の南側、サハラ地域や東西の通商路が行き交っていた地域には、特に中小のカスバが多く残されており、『カスバ街道』と呼ばれております。主に17-18世紀にかけて建設され、日干し煉瓦を用いた独特の外観を呈しています。オアシスの中や山の斜面などに佇んでおり、モロッコの旅には欠かせない風景の一つとして人気です。
モロッコには幅広くカスバが点在していますが、特に見所が多いのが、マラケシュから南にアトラスを越えたワルザザート周辺から東のティネリール(ティンジル)まで延びる『カスバ街道』沿いです。


 

目次へもどる

直線上に配置