モナコ 聖ニコラス聖堂



モナコが城塞都市となったのは1215年から1240年のことです。1247年12月6日に発令されたローマ教皇イノケンティウス4世の勅令で、ラ・チュルビーの初の独立小教区を設置され、水夫の守護聖人である聖ニコラを奉る協会の建設が許可されました。教会は1321年に落成します。この教会が建てられたのが、今、モナコ大聖堂がある場所です。教会の墓地は、今ではモナコ大聖堂の外陣となっているところにありました。15世から17世紀にかけては8つのチャペルが側廊に建てられました。
 高級ブランド、エルメスのケリーバッグの名称にもなった元ハリウッド女優のグレース・ケリー王妃、そして歴代のモナコ大公が眠る大聖堂がモナコ大聖堂です。グレース・ケリーの結婚式もこちらで行われました。
 アメリカ女優からモナコ公国のプリンセスになった王妃の名は一度は耳にしたことがあるはず。モナコ大聖堂とも呼ばれている聖ニコラス大聖堂(Saint Nicholas Cathedral)は、レニエ前大公とこの王妃が結婚式をあげた場所であり、彼らが眠っている場所でもあります。


   

目次へもどる

直線上に配置