メキシコ トゥルム遺跡



トゥルム遺跡(ユカテク語:Tulu'um)は、マヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡である。内陸にあるコバー遺跡のための主要な港として用いられていた。メキシコのカリブ海に面したユカタン半島東海岸のキンタナ・ロー州にあり、廃墟は、高さ12メートル(39フィート)の崖の上に位置している。トゥルムは、マヤ人によって造られ居住された最後の都市の1つで、13から15世紀の間に繁栄し、スペイン人がメキシコを占領し始めたあとも、およそ70年間を生き延びた。スペインの移民によって持ち込まれた感染症が、終焉の原因であったようにも見られている。トゥルムは、沿岸部で最も保存の良いマヤ遺跡の一つで、観光客の人気を博している。


   

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