聖エルモ砦(Fort St. Elmo) 聖ヨハネ騎士団が1552年、オスマントルコの侵攻に備えて建設した砦。1565年の大包囲戦(オスマントルコによるマルタ侵攻)の際には戦いの要となり、約1カ月続いた攻撃から騎士団を勝利へと導いた。第2次世界大戦の際にその大部分は破壊されてしまったが、のちに修復され、現在その一部が国立戦争博物館として公開されている。そこでは、大包囲戦の詳細な経緯や当時使われていた武具などを見ることができる。