「●大聖堂」(聖パウロの大聖堂、The Cathedral)
聖パウロ大司教区大聖堂(普通は聖パウロ大聖堂またはイムディーナ大聖堂として知られている)は、カトリック教会の大聖堂で、マルタ大司教区の司教座です。聖パウロ大聖堂は、使徒パウロに献堂されています。
聖パウロ大聖堂は、12世紀に創設されました。言い伝えによると、聖パウロ大聖堂の場所には、聖プブリウスが難破してマルタに辿り着いた使徒パウロを歓迎した宮殿がありました。元々の大聖堂は、1693年のシチリア地震で損傷しました。聖パウロ大聖堂は、マルタ建築の影響を残したバロック様式で、1696~1705年に再建されました。
内装は、多数の絵画やフレスコ画で彩られています。天井には聖パウロの人生を描いたフレスコ画、ドームには聖ペトロと聖パウロの栄光を描いたフレスコ画があります。祭壇の絵は、ダマスカスへの途上で改宗する聖パウロ(サウロの回心)を描いています。
また、多くのアーティファクトは、1693年のシチリア地震を生き延び、新しい大聖堂を飾るために再び用いられました。これらには、1495年にさかのぼる後期ゴシック初期ルネサンスの洗礼盤、1530年に作られた旧い大聖堂の主扉、多数の絵画があります。
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