マッジョーレ湖(Lago Maggiore)
別名ヴェルバーノ湖(ヴェルバーノこ、Verbano)イタリアで2番目に広い湖で、面積は212.2km2、深さは最大372mである。
マッジョーレ湖にはいくつかの島が点在しますが、ストレーザ近くの3つの島が観光の拠点として有名です。3つの島はイゾラ・ベッラ(Isora Bella),イゾラ・ペスカトーリ(Isora
dei pescatori),イゾラ・マードレ(Isora Madre)と呼ばれますが、これらの島々は中世時代にロンバルディア地域で有名であったボッロメーオ家が所有していたことからボッロメーオ諸島とも呼ばれます。ボッロメーオ家は当時ミラノを統治していたヴィスコンティ家、スフォルツェスコ家と並ぶ3大御三家のひとつであり、現在でもミラノ大聖堂の地下聖堂にはボッロメーオ家からミラノ大司教になったカルロ・ボッロメーオ(Carlo
Borromeo 1584年没)が安置されていることで有名です。
ボッロメオ家の宮殿と庭園(Palazzo Borromeo)
ベッラ島は、全長320m、幅80mの大きさであり、そこにはボッロメオ宮殿(Palazzo Borromeo)が建っている。この宮殿は、1670年、ヴィタリアーノ・ボッロメオ(Vitaliano Borromeo)伯爵が、島の中間に「喜びの場」(un
luogo di delizie)を決めたことによって、着工された。
ロココのような可憐な内装の宮殿には、王と女王の間、ナポレオンの間(1797年、ナポレオンが滞在)、130もの作品が展示される絵画の間がある。
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