ロコロトンド



ロコロトンド(Locorotondo)は、プーリャ州のバーリ県にある人口約1万4000人の町。人気観光地のアルベロベッロの横にあり、小高い丘の上に位置しています。ロコロトンドというかわいらしい響きの名前は、「まるい=ロトンド(rotondo)、場所=ロコ(loco)」という意味のイタリア語に由来しています。その名のとおり、旧市街はまるく広がった形になっています。丸い形をした旧市街は、2001年に「イタリアの美しい村百選」に選ばれています。そのサイト内では、「白いロコロトンドの町は、石の壁に囲まれ、古代の農場、オリーブやブドウ畑が広がり、いくつもの点在するトゥルッリを見渡すことができる」と紹介されています。

マードレ教会(Chiesa Madre San Giorgio) 写真下の中・右
マドレ・サン・ジョルジョ教会(Chiesa Madre San Giorgio)は、ロコロトンドの守護聖人である、聖ゲオルギオスに捧げられた、ロコロトンドで一番大きな教会です。サン・ジョルジョというのは、聖ゲオルギオスのイタリア語での読み方です。
18世紀末から19世紀初頭にかけて作られた、ネオ・クラシック様式の比較的新しい教会です。この教会自体は新しいですが、もともと、この場所には「サン・ジョルジョ教会」と「マドレ教会」という2つの教会があったそうです。その2つの教会跡地に建てられたため、教会の名称も、2つの教会名を合わせた名前になっています。


     

目次へもどる

直線上に配置