サン・ドナート教会



サン・ドナート教会(Chiesa di San Donato)

小さな町の中心に立つのがサン・ドナート教会、ロマネスク様式とルネッサンス様式が入り混じった建築物です。
伝説によると5世紀に建立された教会で、7世紀からバーニョレージョ司教区の大聖堂になっていました。内部にはロマネスク様式の痕跡がありますが、時代ごとに改築されていきました。
1511年 建築家ニコラ・マッテウッチ・ディ・カプラローラの計画により東側、地下祭室、聖職者席、主祭壇が解体されて、現在見ることができる姿に改築されました。
同時代にファサードも手が入れられ、ルネッサンス様式になります。扉口(ポルターユ)も16世紀のものです。17世紀 大きな地震によりサン・ドナート教会は大きな損害を被り、司教座は近くのバーニョレージョの町に移されてしまいました。
ペルジーノ派のフレスコ画や、ドナテッロ派の15世紀の木製磔刑像があります。


   


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