「●エルベ広場」(Piazza delle Erbe)
ヴェローナ旧市街中心にある広場で、シニョーリ広場と共に古代ローマ時代に造られた公共広場フォルムを起源としている。かつて農産物を売る露天市場の中心であったため、代表的な商品であるハーブに因んでハーブ広場(=エルベ広場)と名付けられたという。
広場に残る最も古く、かつ有名なものは「ヴェローナのマドンナ」と呼ばれる噴水で別の場所から380年頃にこの広場に移設された古代ローマ時代の彫像を頂いたもので、1368年に彫刻家Bonino
da Campioneにより広場中央に建てられたものである。 広場の北西端には、1405年から1797年にヴェローナを支配したヴェネツィア共和国のシンボルであるサンマルコの有翼の獅子(英語版)像を頂いた円柱が立っている。その他に、広場中央のすこし南東側に建てられているのがトリブーナ(Tribuna)またはベルリナ(Berlina)と呼ばれるモニュメントで13世紀には既にここにあったとされている。広場南東端には、14世紀頃に建てられたと考えられている小さな祭壇(エディクラ)を頂いたヴィスコンティの石柱が建てられている。
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