オリンピコ劇場



オリンピコ劇場(Teatro Olimpico)
ヴィチェンツァ旧市街地にあるパッラーディオの残した世界初、そして現存する最古の屋内劇場、オリンピコ劇場です。
1580年、パッラーディオが72歳の時に建築が始まったオリンピコ劇場、古代ローマの野外劇場にインスピレーションを受けた設計で半楕円型の観客席、漆喰装飾が美しい内装、遠近法を巧みに用いた演出には目を見張るものがあります。世界遺産であるこのオリンピコ劇場は、パッラーディオの遺作でもあり、彼の死後は息子と当時の建築家スカモッツィにより1585年に完成されました。
また、私たち日本人にとって驚きなのが、このオリンピコ劇場に天正遣欧少年使節団の姿が描かれたフレスコ画があること。オリンピコ劇場の完成当時の1585年に使節団が訪れているのです。


 

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