ロッカ・ペンネ



3つの砦(グアイタ城砦)(Prima Torre - La Rocca - Guaita)
→3つまとめてロッカ・ペンネ(Rocca Penne)→100名城

サンマリノ共和国には色んな観光スポットがありますが、おすすめは3つの城砦。それぞれ「第1の砦グアイダ(Guaita)」「第2の砦チェスタ(Cesta)」「第3の砦モンターレ(Montale)」という名前が付けられています。これらの城砦はサンマリノ共和国の国旗にもデザインされているほどで、様々な侵略から国を守った大事なものとされています。中世に建てられたこれらの城砦が現存しているというだけで、かなりの迫力です。

第1の砦グアイタ(Rocca Guaita / Prima Torre)
11世紀に建てられ、3つの城砦のうち一番古い歴史をもつグアイタ。何度となく拡大と修復が行われてきました。その価値を最大に知らしめる事となった戦いは、1463年のマラテスタ家(現在のリミニ)との争いで、サンマリノ共和国の歴史では最後の戦いとなりました。また1975年まで何世紀にも渡って牢屋として実際に使用されていたそうです。

第2の砦チェスタ(Rocca Cesta / Seconda torre )
グアイタから徒歩約7分、ティターノ山頂の最高点(755m)にあるチェスタは、13世紀に建てられました。ここからのパノラマは素晴らしい!の一言に尽きます。中央部分は、他の2つの砦と同様に5角形の形をしており、同時代の建造物には見られない珍しいものです。現在は、中世時代の武器が展示されている博物館として利用されています。

第3の砦モンターレ(Rocca Montale / Terza Torre)
グアイタ、チェスタを堪能したあと、緑が生い茂る小道を歩いて行くと、ひっそりと立つモンターレが見えてきます(チェスタから徒歩約7分)。この砦は14世紀に建てられました。ティターノ山の尾根に建てられ、主に遠くの敵を偵察する役目をもっていました。砦の周りには、敵からの攻撃を守る為に岩が積み上げられていましたが、今はもうないそうです。また牢屋としても使われていました。入り口は地上7mの所にあり、この時代のものではよく見られる構造のようです。


   

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