サン・ジミニャーノ(San Gimignano)
世界遺産「サン・ジミニャーノ歴史地区」
サンジミニャーノは世界中から旅行者があつまるトスカーナでもとても人気の高い町で、フィレンツェやシエナから日帰りで往復できるので、ぜひ旅行のプランに組み込んで欲しいです。紀元前のエトルリア時代に起源をもつ由緒ある町は、ローマと北ヨーロッパを結ぶフランチジェーナ街道上に位置していたため、10世紀から12世紀にかけて大きく発展しました。
中世の時代に栄えたサンジミニャーノでは、当時、貴族や地元富豪たちが競って高い塔を建てました。権力や富の象徴だった天に伸びる塔は、黄金期には72本もあったと言われています。今でいう超高層タワーが建ち並ぶ街並みから、「中世のマンハッタン」という別称もあるほどです。
現在は14本が残っていて、聖堂横にそびえる「グロッサの塔」は有料で登ることもできます。サンジミニャーノで最も高い54メートルの塔で、美術館との共通券を使って登れば、町全体、そして他の塔も上から見下ろせて感動的な景色を眺めることができます。
<主な構成資産>
ドゥオーモ
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