ナヴォーナ広場(+ドミナティアヌス競技場跡)



ナヴォーナ広場(Piazza Navona)+ドミティアヌス競技場

今から2000年以上前、ドミティアヌス帝が造らせた競技場が元となっていて縦に細長い特徴的な形をしています。この広場を世界的に有名にしているのは、その美しさ。広場中心にはバロック彫刻の傑作といわれる、ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini)作の「四大河の噴水」があり、その向いには曲線が美しい聖アニェーゼ教会(S.Agnese in Agone)がそびえています。
四大河の噴水は、世界の4大河、ナイル川(アフリカ)、ガンジス川(アジア)、ドナウ川(ヨーロッパ)、ラプラタ川(南アメリカ)を擬人化した4体の男性の彫像と中央にオベリスクがあります。巨大でとても力強いバロック彫刻です。
ドミティアヌス競技場は古代ローマの競技場で、ドミティアヌス帝によって開設されました。現在のナボーナ広場が競技場のフィールド部分です。ナボーナ広場は競技場の跡地に建てられましたが、観覧席部分は遺跡として現在も一部残っています。


   


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