サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会



サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(Basilica di Santa Maria sopra Minerva)

サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は、古代ローマの守護女神ミネルヴァ(ギリシア神話のアテナ)の神殿の上に建てられた教会で、「ソプラ」とはイタリア語で「上」という単語です。目印になるのが教会前の広場にある象のオベリスク。これはベルニーニが発案したもので、知性と教養をその象徴である象を使って表現しています。ミネルヴァも知恵の女神として広く知られています。
内部は三廊式で、交差ヴォールトで宇宙を表している濃いブルーの天井がとても美しいです。金色の星と聖人たちが描かれていて、外観からは感じられないほど、広々とした空間を作り出しています。もちろんゴシック様式の教会には欠かせないバラ窓も正面上部にあり、聖母マリアの周りに純潔を表す白い百合のステンドグラスがはめ込まれています。
教会の中には美術館にも劣らないような貴重な美術品が散らばっています。教会に入ると写真付きで作品一覧の案内図があるので確認すると良いでしょう。
右側の翼廊には15世紀にカラファ枢機卿の命によって作られた「カラファ家の礼拝堂」があって、フィリッピーノ・リッピ(Filippino Lippi)の「聖母被昇天」「受胎告知(Annunciazione)」のフレスコ画が描かれています。
<コメント>
2日間にわたり訪問したのですが、時間帯が合わなかったせいか開門していませんでした。


 


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