「パラティーナ礼拝堂」(Cappella Palatina)
ノルマンニ宮殿の2階にある、ルッジェーロ2世の命で造られた礼拝堂。完成は1130年。パレルモで最も美しい遺産といわれており、2008年に修復が終わった黄金のモザイクは、往時の輝きで見る者を圧倒する。初代ノルマン王ルッジェーロ2世の戴冠の年、1130年に建設が始まり、1143年に献堂されたこの礼拝堂は、ルッジェーロ王個人の礼拝堂として王宮内部に建てられました。建設にはノルマン人の到達以前にシチリアを支配していたギリシャ人(ビザンチン帝国)、イスラム教徒が携わったといわれています。
『創世記』や『キリストの生涯』、『聖ペテロと聖パオロの物語』などが金箔モザイクで描かれた壁だけでなく、床一面を覆うモザイク装飾、イスラム風の天井なども見逃せません。
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