ミラノ パヴィアの僧院



パヴィアの僧院(Certosa di Pavia)

前期ルネッサンスのロンバルディア・ゴシック建築を代表する作品として名高く知られているこの修道院の建築は当時有名であった多くの建築家の合作とされています。建築の主要期間は2つの時期に別れ、前半の1453-1481年、回廊やアーチ、小ドームは主にジュニフォルテ・ソラーリ (Guiniforte Solari 1429-1481)によって設計、建築されました。後半期間の1481-1499年の間には当時もっとも偉大な建築家であり、ルネッサンスを代表する建築家のひとりでもあるジョバンニ・アントニオ・アマデオ(Giovanni Antonio Amadeo 1447-1522)によって引き継がれ、1507年に完成しました。どちらの建築家もミラノの大聖堂の建築に多く関わっているため、この修道院はどことなくミラノ大聖堂に似ているとも言われています。
教会内部にはイタリア・ルネッサンスを代表する画家ヴィンチェンツォ・フォッパ(1427-1515)やアンブロージョ・ダ・フォッサノ (Ambrogio da fossano-Bergognone 1453-1523)の壁画が描かれています。
祝日にのみ修道士たちに使用が許される「食堂」には、オタヴィオ・セミノ作の「最後の晩餐」が描かれています。
<コメント>教会内部写真撮影禁止のため絵葉書購入


 

   


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