サンマルコ美術館(Museo di San Marco)
12世紀に建てられた修道院で、15世紀初めにはドメニコ派の拠点となり、1436年にコジモ・デ・メディチの命により、ミケロッツォ・ミケロッツィが再建。現在は美術館として公開されている。ギルランダイオの『最後の晩餐』や、フラ・アンジェリコの最高傑作といわれる『受胎告知』は見逃せない。2階は僧坊に分かれ、壁画などを鑑賞できる。
もともと、ベネディクト派シルベストリーノの修道院だったところが1400年代前半にドメニコ会の手に渡り、ミケロッツォの設計で建て直されたのが現在の建物です。建て直しと同時に、内部に装飾画を施したのが、ベアート・アンジェリコと、その弟子ベノッツォ・ゴッツォリ。
2階(イタリア式一階)は修行僧が眠り、祈りを捧げるチェッラと呼ばれる小さな部屋が並びます。一つ一つの部屋の内部に祈りの為のフレスコ画が施されています。ベアート・アンジェリコは実際に祈りを捧げながらこれらの絵を描きました。左側の廊下を突き当たりまで行くと、フラ・サヴォナローラの使っていた部屋と小礼拝堂があります。
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