サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会(Basilica della Santissima Annunziata)
かつて小さな礼拝堂があった場所に、「聖母マリアの下僕信心会」と言われる人々が13世紀頃に教会をたてた。それが、サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会(聖母マリアの受胎告知に捧げる教会)である。
15世紀に、ロレンツォ・ギベルティの弟子であるミケロッツォ・ディ・バルトロメオ(ミケロッツォ・ミケロッツィとも呼ばれる)によって再建され、現在の姿になった。
「誓いの柱廊(又は、願掛けの回廊など)」と呼ばれるガラス張りの柱廊には、たくさんの美しいフレスコ画が描かれている。ロッソ・フィオレンティーノの「聖母被昇天」や、ヤコポ・ダ・ポントルモの「聖母の訪問」などが有名。教会の内部は外部とは趣が異なり、豪華絢爛なバロック様式になっている。比較的薄暗い。祭壇や説教壇も細部にまで装飾が施されとても美しい。
両サイドには礼拝堂が並んでおり、中でもミケロッツォが作った豪華な「小礼拝堂」が有名。入口を入ってすぐ左側にある。ミケロッツォの礼拝堂に飾られている「聖母像」には、画家が眠っている間に天使が仕上げてしまったという伝説がある。今でもこの絵は天使が描いたと信じられており、多くの人が祈りを捧げに訪れている。この絵を見るために訪れる観光客も多い。
サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場も見事
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