「サンタ・マリア・デル・モンテの大階段」(Scalata di Santa Maria del Monte)
サンタ・マリア・デル・モンテ教会に繋がる一直線の ”Scala” ”階段” は、142段のステップを擁する大階段で、それぞれのステップには色鮮やかなマヨルカ焼の装飾が施されている。一番下のステップに組み込まれているタイルが一番古く、上に上がるに従って新しくなっていく。
この階段は1,606年にカルタジローネの旧市街と、山の手に作られた新市街を繋ぐために作られました。作られた当初は高さもバラバラだった階段でしたが、1,844年に整備され段数が142段となり、1,954年には階段に装飾が施されました。
階段の踏み石の部分は、シチリア島東部にある活火山であるエトナ山の溶岩(12世紀、14世紀、17世紀など何度も噴火している)で作られ、前面の部分には10世紀から20世紀にかけての島に関係のあるモチーフが描かれた色鮮やかな陶器のタイルが張られています。
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