サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)
三つのシンプルなバラ窓を持つサン・ピエトロ教会は、13世紀に築かれたとされています。ロマネスクゴシック様式の中でも飾り気のない美しさが極めて引き立っている教会の一つです。
特に印象的なのは、正方形のファサード。このような四角いファサードを持つ教会は非常に珍しく、イタリア国内のみならずヨーロッパ全体においてもあまり例がありません。あまり注目されることの少ない教会ですが、歴史的にも建築物としても非常に重要な教会です。教会についてあまり詳しくない人にとっても、一見の価値があります。
また、アッシジに訪れる人々の多くが、15分おきに鳴るサン・ピエトロ教会の鐘の音を耳にすることでしょう。腕時計や携帯電話のなかった時代、時間を知らせてくれる教会の鐘の音は街の人々にとって欠かせない存在でした。
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