インド プージャ(お祈りの儀式)



夜のガンジス川のDashashwamedh Ghat(ダシャーシュワメード・ガート)では、毎日、日没後に祈りの儀式プージャというのをやっていて、たくさんの人が観光で見に来ている。

プージャ(礼拝)とはヒンズー教の神像礼拝の儀礼だが、パッと見はお祭りだ。 いろんな儀式を火や煙でブンブンやってます。 ガンジス川に花を浮かべ、火を掲げて祈りを捧げるので、花を買わないかとあちこちで言われます。 

プージャは、伝統的な神への礼拝の一つであり、厳格に体系だった信仰の実践方法です。(日本の仏教で行う護摩炊きのような祈願・祈祷も、その源を辿ればインドのプージャがもととなっています。)プージャでは、礼拝者が宇宙の根本神の特定の側面である人格神に呼びかけ、ある特定の願いをこめて恩寵を祈ります。

プージャの究極の目的は、神との合一です。どのプージャを行うかによって、神に対して様々な捧げ物をしていくのですが、最終的な捧げ物は、自分自身、あるいは自分の自我を捧げ、その結果、神との合一が可能になります。しかしまた、その境地まで達していない人々のために、一般の世俗的な願望も、プージャを行う動機になりうるのです。それはやがて、より深い信仰と、神への愛へと昇華していきます。いずれにしても、プージャは自己の浄化と心の集中を高める強力な助けとなります。


   

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