インド ミナークシ寺院



ミナークシ寺院 (Meenakshi Ammman Temple)

南インド随一の聖地マドゥライ。チェンナイに続きタミル・ナードゥ州で2番目の都市として人口100万人以上を抱えています。ミナークシ寺院は南インドのヒンドゥー建築の最高峰であり、信仰の中心・ミナークシ寺院。何千もの極彩色の神々の像で埋め尽くされ、後期ドラヴィダ様式の頂点を極めたといわれる建築が見事です。旧市街の中心に位置するミーナクーシー寺院には広い敷地内にカラフルな12基の門塔が堂々と並んでいます。また凄まじい数のヒンドゥー神像が並んでいる姿は圧巻。一番高いものは48メートルにも及びます。このミーナクーシー寺院が神々の住まいであるという強い気持ちがそこに込められています。この寺院はヒンドゥーの神シヴァと土着の女神ミナークシとが夫婦として祀られ、毎夕方にはシヴァ神がミナークシ女神の寝所に入る様子を儀式化したセレモニー=クロージング・セレモニーが行われます。寺院には120人の僧侶が織り、シヴァ神とミナークシ女神にそれぞれ60人づつが仕え、昼夜交代して務めています。
夜、楽隊の音楽とともに銀の神輿に乗ったシヴァ神が出てくると、僧侶がその日の行事や寄付の額を神輿に報告します。神輿は2人の息子、ガネーシャとカーティケの祠の前でおやすみの挨拶をしたあと、妻のミナークシの聖所の前で中に入っていいか伺いをたてます。その際、神輿の下に用意された祭壇がジャスミンの花、蓮の花、お香で清められます。これはこの地方の伝統で、主人が仕事から帰ってきたときに妻が家の前でその足を清める儀式からとられたと考えられています。
そして、妻・ミナークシが答え、孔雀の羽の扇でお香が炊きあげられる中、神輿はミナークシの聖所へと入っていきます。

<感想>この寺院は必見です。インドの寺院なので入場は裸足なのは当然なのですが、加えて全てのカメラ・ビデオ・スマホ・電子機器(スマートウォュッチ、ガイドレシーバー、等)の持ち込み禁止です。空港以上に厳しい持ち物チェックを経ないと中に入れません。よって内部の写真撮影が出来ません。仮にカメラを持ち込んでいたとしたら興奮して何百枚も写真をてってしまいそうなくらいヒンドゥー教のワンダーランドでした。


   
   

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