インド 風の宮殿



2018年3月20日(1回目)
2023年1月21日(2回目)写真差し替え

1799年、ジャイプルを治めていた藩王(マハラジャ)の第5代当主サワイ・プラテープ・シンによって建てられました。

シティパレスの東側、大通りに面して建ち、赤色砂岩を外壁に用いた5階建ての建造物で、今やジャイプルのランドマークとなっています。

このジャイプルのシンボル的建物には、953個もの小窓があるのが特徴です。

この小窓は、宮廷の子女が外から自分の姿を見られずに町を眺めるためのもので、建物の表面全体が石製の格子からできています。

当時、宮廷の子女たちは、この小窓から街の様子や、お祭り、パレードの風景を眺めていたのでしょう。

この小窓の他、美しい透かし彫りも施されており、テラスからの風(ハワー)が循環することにより、暑いときでも涼しい状態に保たれるような構造となっています。

これが、「風の宮殿」の名前の由来ともなっています。


 

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