インド 「ゴールデンシティー」 ジャイサルメール



「ゴールデンシティ」ジャイサルメール(Jaisalmer)

インドのラジャスターン州の砂漠に浮かぶ蜃気楼のような町、ジャイサルメール。世界遺産にも登録されている町のシンボルの城砦をはじめ、砂岩でできた歴史的建造物の数々が夕日に照らされて輝いて見えることから「ゴールデンシティ」の愛称をもっています。
 ラージプート族の統治者、ラワル・ジャイサルによって1156年に岩山に築かれた城塞都市がジャイサルメールのはじまりです。現在は辺境の小さな町ですが、かつてはインドと中央アジアを結ぶ交易の中継地点として栄えたことから、町には莫大な富がもたらされました。富裕層たちは競うようにして「ハヴェーリー」と呼ばれる豪華な邸宅を建てました。現在もその栄華の名残を見ることができ、エレガントなスタイルと緻密な装飾は圧巻です。


 

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