コリントス遺跡の南西25kmの丘陵地にある遺跡です。紀元前20世紀頃に興り、紀元前16~13世紀頃に最盛期だったミケーネ文明の中心地です。1876年にドイツ人考古学者シュリーマンによって発掘され、それまで伝説とされたホメロスの叙事詩に登場する「トロイ戦争」が史実として証明されました。
遺跡の入口には石を積み上げ、獅子のレリーフがある「獅子の門」があり、敷地内には、「王宮跡」や黄金のマスクなどの財宝が出土した多くの「円形墳墓」、保存状態の良い石室式の集合墳墓「アトレウスの宝庫」などの遺構が残っています。
なお出土した財宝は、多くがアテネの「国立考古学博物館」に収められています。
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