アテネの西80kmの町コリントスの南西7kmにある遺跡です。
紀元前9世紀頃のドーリア人の都市国家で海上貿易で繁栄しましたが、紀元前146年にローマ帝国によって破壊され、紀元前44年にカエサルが再建しました。発掘は19世紀末から行われています。
「古代のコリントス (Ancient Korinthos)」といわれる地域には、紀元前6世紀建造で7本の柱が残る「アポロン神殿」、紀元前5世紀の「野外劇場」、1世紀のローマ時代の「アゴラ(広場)」や「音楽堂」、貯水場跡の「ペイレーネの泉」、「グラウケーの泉」などが残っています。
また「考古学博物館 (Archaeological Museum)」には当地の出土品が展示されています。「古代のコリントス」の南西3kmには、「アクロコリントス (Akrokorinthos)」があります。標高575mの山の頂上にある遺跡で、神域としてのアクロポリスとしてギリシャ時代に造られましたが、中世には要塞として使われました。
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