花の島マイナウ島



ドイツ、スイス、オーストリアをまたぐボーデン湖にある島は、年間を通じて様々な花が咲き乱れることから「花の島」とも呼ばれています。
「花の島」としてマイナウ島の歴史が始まるのは1932年のこと。バーデン大公フリードリヒ1世の所有物だったこの島を彼のひ孫だったレンナルト・ベルナドッテ伯爵が譲り受けたことで、島は花の楽園へと姿を変えていきます。
フリードリヒ1世の死後、「彼の島をそのままの形で残したい」という残された妻の願いから、島は手つかずのままでした。「そのままの形で」というのは聞こえはいいですが、実際は手入れも何もされなかったので島は荒れ放題。そんな島をベルナドッテ伯爵が引き取り、手入れをして花や木でいっぱいの島へと作り替えて一般に公開したのが、「花の島」のはじまりです。
ローズガーデンと共にこの時期のマイナウ島の目玉となるのが、8月末から10月中旬にかけて咲くダリア。島の南側、イタリア式水の階段へ続くエリアでは12,000本ものダリアが咲き乱れ、その美しさと迫力には息を飲むほどです。


 

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