マルセイユ観光の拠点である旧港(Vieux Port)は、サン・ジャン要塞とサン・ニコラ要塞の間で地中海と通じています。この旧港周辺をぐるりと回るだけでも、様々な名所を見ることができます。毎朝、旧港のベルジュ埠頭(ベルギー人埠頭)では魚市が立ち、地中海から獲れたての魚介類が並びます。それを売買する人、見物する観光客。市場は活気にあふれ、とても賑やかです。 港沿いの広場の地面に、ひっそりと銘板がはめ込まれている。「ここに、紀元前600年頃ギリシャのフォカイア人がやってきて、マルセイユの町をつくった」とある。当時の名前はマッシリア。マルセイユの語源だ。その後街はカエサルの下で、古代ローマの一都市として発展している。