フランス サンテミリオン



ぶどう栽培に適した地形と土壌、穏やかな気候に恵まれたサンテミリオン(Saint-Émilion)には、シャトーと呼ばれる醸造所を併せ持つぶどう園が建ち並び、「千のシャトーが建つ丘」と称せられるほど。古代ローマ帝国の時代には、すでにぶどうが栽培されていたといわれ、町の名の由来となった修行僧・聖エミリオンの弟子たちによって、8世紀頃からワイン作りが盛んになりました。イングランド領となった12世紀後半から13世紀には王に命により自治組織ジュラードができ、ワインの品質を守るため管理を徹底することで名声が高まり、また、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路(世界遺産)の途上にあったことから、立ち寄った巡礼者によって、このワインの評判が各地に伝わり、サンテミリオンは銘醸地として知られていきました。


  

 ホテルには数多くのシャトー案内カードがあった
 


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