ポワチエ裁判所(Palais de justice de Poitiers)は、ポワチエの街の中央に位置します。12世紀に建てられたゴシック様式を代表する建築で、中世時代にはポワトゥー伯アキテーヌ公宮殿として使われていました。1429年、ジャンヌ・ダルクは神の啓示を聞き、ここポワチエを訪れます。王太子シャルルの側近や聖職者たちは、ジャンヌ・ダルクを宗教審問会にかけ、ポワトゥー伯・アキテーヌ公宮殿の大広間で3週間に渡る審問をしました。現在、裁判所の裏手にはジャンヌ・ダルクの像が置かれ、銅像の下にはそのときの審問を受けているジャンヌ・ダルクの様子が描かれています。 |