12世紀に建てられた歴代伯爵の城館。城壁が何重にも取り囲むシテと呼ばれる旧市街の内部にあり、ところどころからカルカソンヌの街を一望できる。1年のうち260日は大風が吹くと言うほど風が強い。ガロローマ時代の碑銘などが展示された博物館もある。
2つの高い塔に挟まれたナルボンヌ門をくぐり、53もの塔が聳える「ラ・シテ」と呼ばれる城壁内に入ると、中世の街に迷い込んだよう。古い家並みが続く石畳の道を進むと、西にさらに城壁で守りを固めた「城塞の中の城」コンタル城(Chateau
Comtal:歴代領主の城館)が威容を誇り、南にロマネスクとゴシック様式の混在したサン・ナゼール聖堂が佇みます。
(絵葉書)2つの城壁の間では1日に2回、中世に行われていた馬上槍試合が行われています。これは典型的な観光客向けアクティビティに聞こえますが、内実は古くからの馬術と格闘技文化を学べる非常に面白い催しです。
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