アンボワーズ城(Château d'Amboise)の起源は古く、ガリア・ローマ時代に築かれた砦が始まりとされています。やがて、アンボワーズ家が所有すると約400年の間拡張され続けました。
15世紀末になると城は、アンボワーズ家からシャルル7世の手に渡ります。その後、王家の居城となり、歴代の王に愛され増改築が繰り返されます。
シャルル8世の時代には、王がイタリア遠征の際に、イタリア芸術に魅せられたこともあり、家具や美術品だけでなく、イタリアの建築家、彫刻家、造園家なども連れ帰り、城の改修に参加させたそうです。この時代に、設計された庭園が、幾何学模様のフランス式庭園の始まりとされています。
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