南フランスのプロヴァンス地方の郷土料理で、様々な魚介類が入ったスープ。プロヴァンス地方は地中海に面していて、漁業が盛んなところで、元々はそこで働く漁師さんたちの家庭料理でした。その後、マルセイユの名物料理となりました。
マルセイユでは「ブイヤベース憲章」というのを定めて、ブイヤベースと名乗るために必要な具材などを指定しています。例えば「カサゴや足長ガニ、ホウボウ、マトウダイ、アンコウ、アナゴ、オコゼなどの中から4種類を入れること」。逆に「鯛やヒラメ、オマールエビ、ムール貝、タコ、イカは入れない」といった内容です。
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