エクサンプロヴァンス(Aix-en-Provence)は、フランスのブーシュ=デュ=ローヌ県の古都。略称はエクス(Aix)。プロヴァンス伯爵領の首都として古くから繁栄し、現在は学術・芸術都市としてプロヴァンス地方の観光の拠点となっている。
紀元前123年にローマのコンスル、ガイウス・セクスティウス・カルウィヌスによって、この地が「アクアエ・セクスティアエ」(Aquæ
Sextiæ:セクスティウスの水、の意)と名づけられたのが現在のエクスの起源である(現称エクスはアクアエが転訛したもの)。紀元前102年には、エクス一帯はガイウス・マリウス指揮下のローマ軍がチュートン人たちを撃破した戦い(アクアエ・セクスティアエの戦い)の舞台となった。
市内の各所に見事な噴水があります。古代から水を引いて市民に配給していたエクス・アン・プロヴァンスでは、生命の源である水は、町の歴史と市民生活の中心です。水が貴重な地方の中にあって、エクス・アン・プロヴァンスは数多くの水源をもっていました。しかし、水が噴水としてふんだんに使われるようになったのは、19世紀後半になってからのことで、ヴェルドン運河とゾラ・ダムが建設されたおかげです。
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