1857年に完成したこのモスクは、別名「アラバスター・モスク」と呼ばれ、全体に大量のアラバスターを用いています。また、トルコのイスタンブールのモスクを真似て造ったため、巨大なドームと2本の高いミナレットをもっています。これはエジプトのほかのモスクには見られない特徴です。 中庭の北側には、ルクソール神殿のオベリスクを贈ったお返しにフランス政府から貰った大きな時計が飾ってあります。オベリスクは今でもパリのコンコルド広場に立っていますが、残念ながら、この大時計は埃にまみれてもう動いていません。 また、モスクの外郭に登ると、カイロ市街からナイル川、さらに天気が良いと遥か向こうのギザのピラミッドまで見渡すことができます。
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