黄龍



世界遺産「黄龍の景観と歴史地域」

中国の中央部にある黄龍風景区は、玉翠山(標高約5100m)から延びる渓谷沿いに続く湖沼群。ここは森林に囲まれた石灰岩層に水がたまって形成され、それが龍の鱗に見えることからこの名が付けられました。周囲はジャイアントパンダや金絲猴(キンシコウ)など、絶滅危惧種の動物も生息することで知られます。

四川省の北西に位置する黄龍風景区は、標高4000m級の山々が連なる岷山山脈にある玉翠山の麓に位置する渓谷。ここは樹海に囲まれた渓谷沿いに3000もの湖沼が続くという景観で、これらは石灰岩層が露出していたため、氷河によって削られて形成されたという歴史を持ちます。そして、傾斜する渓谷に湖が並ぶことからこれが龍の鱗のように見え、「黄龍彩湖群」と名付けられました。

景勝地は多くあり、100以上の池が階段のように続く「石塔鎮海」が有名で、標高3500m近くにある「五彩池」は見る時間や角度によって色が変化するというもの。高山に囲まれた中に、滝や峡谷、温泉など、さまざまな地形が見られ、自然溢れる景観が特徴です。

ここは貴重な動物の保護区でもあり、ジャイアントパンダや金絲猴(キンシコウ)など、絶滅危惧種が生息することで知られます。ちなみに、キンシコウは体毛が毛皮とて利用され、肉や骨も薬とされることから乱獲され、生息数は激減。




目次へもどる

直線上に配置