イグアスの滝



【世界遺産】イグアス国立公園

ブラジルとアルゼンチンの両国にまたがる「イグアス国立公園」。その名を知らしめているのが、大地を切り裂くようになだれ落ちる茶褐色の滝「イグアスの滝」です。先住民の言葉で。「巨大な水」を意味するイグアスの滝は、特定の滝の名称ではなく周辺に点在する大小275の滝の総称です。耳をつんざく轟音とともに舞い上がる水煙、圧倒的な水の勢いは、日本の楚々とした滝のイメージとはかけ離れています。北米の「ナイアガラの滝」、アフリカの「ビクトリアの滝」と並ぶ「世界三大瀑布」のひとつですが、ダイナミズムという点において他の2つをはるかに凌駕。「巨大な水」という名が決して伊達でないことは、滝幅約4.5km・最大落差約80m・水量毎秒6万5千tというデータからも明らか。

写真上段はブラジル側展望台からの眺め

”滝を間近で楽しめる” ことがアルゼンチン側の醍醐味ならば、ブラジル側の醍醐味は ”滝の全景を楽しめる” こと。晴れた日の水辺なので不思議ではないですが、イグアスの滝周辺はどこもかしこも虹だらけです。

中・下段はアルゼンチン側「悪魔の喉笛」と「ボートツアー」の様子。

「悪魔ののど笛」(Garganta del Diablo)
広大な敷地を持つイグアスの滝だが、そのハイライトとなるのが「悪魔の喉笛」と呼ばれる一番奥にある大滝だ。ブルジル側、アルゼンチン側と両方から展望台にアプローチできるが、アルゼンチン側は園内を走る鉄道の終着駅から遊歩道を20分ほど歩いていく。ブラジル側の展望台が下から見上げる形に対して、アルゼンチン側は横に長い展望デッキから滝を見下ろすようになっている。

ボートツアー(Aventura Nautica)
「アベントゥラ・ナウティカ Aventura Nautica」。所謂「滝突込みツアー」。約20分のボートツアーと1時間程度のジャングルツアーがセットになったもので、目玉は乗ったボートが滝に突っ込み、滝の水を浴びます。


   

   
   


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