【世界遺産】イグアス国立公園
ブラジルとアルゼンチンの両国にまたがる「イグアス国立公園」。その名を知らしめているのが、大地を切り裂くようになだれ落ちる茶褐色の滝「イグアスの滝」です。先住民の言葉で。「巨大な水」を意味するイグアスの滝は、特定の滝の名称ではなく周辺に点在する大小275の滝の総称です。耳をつんざく轟音とともに舞い上がる水煙、圧倒的な水の勢いは、日本の楚々とした滝のイメージとはかけ離れています。北米の「ナイアガラの滝」、アフリカの「ビクトリアの滝」と並ぶ「世界三大瀑布」のひとつですが、ダイナミズムという点において他の2つをはるかに凌駕。「巨大な水」という名が決して伊達でないことは、滝幅約4.5km・最大落差約80m・水量毎秒6万5千tというデータからも明らか。
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