国立美術館(National Gallery of Art)
ヤン・ファン・エイク《受胎告知》 写真上
フェルメール3枚
「天秤を持つ女」左 「赤い帽子の女」中央 「手紙を書く女」右
ピッツバーグの大資本家で美術蒐集家のアンドリュー・W・メロン(1855-1937)が財務長官としてワシントン勤務時代に他の先進国同様の国立級美術館建設を発案し、1936年に連邦政府に自身の126点の絵画と26点の彫刻作品を寄贈したのが美術館の起源です。寄贈作品の中にはヤン・ファン・エイクの《受胎告知》、ラファエロの《アルバのマドンナ》、ゴヤの《デ・ポンテホス侯爵夫人の肖像画》などの巨匠も多く含まれます。1940年に大理石の壮大な建築物である現在のウェスト・ウィングが完成。その後も多くの資産家たちの寄付と寄贈で支えられ世界に誇る美術館が築かれました。「国民の誰にでも芸術を平等に」という意思は継承され、開館当時から入場料は無料となっています。
|