ビーコンヒル(beacon hill)
ビーコン・ヒルはボストンの地区の名称である。それはアメリカ合衆国の中でも最も古いネイバーフッドの一つとして位置づけられる。最初の住民がここに越してきたのは1620年代。イギリスの植民地時代は、ここは望楼であったのだが、3つの丘を削り平らにした後、ボストンの中でも裕福で上流階級の人たちが家を持つような地区となっていく。この地区の魅力は、そこに建つ連邦制様式(フェデラル・スタイル:アメリカ合衆国が独立した直後に流行した建築様式。代表的な建築家はトーマス・ジェファーソンで、代表的な建築はホワイトハウス)の建築の統一性と調和である。それは、自動車がまだ発明される以前の、馬車時代のボストンを彷彿させる。その面積はおよそ43ヘクタールであり、西側はチャールス川沿いに接しており、その南にはボストン・コモン、ボストン・パブリック・ガーデンという公共空間が広がる。歴史地区であるが、現在でも9,000人ほどの住民がいる。高級住宅地であり、フラット・オブ・ザ・ヒルの南面にはボストンの裕福な名家が今でも住み続けている。
フリーダムトレイユ(Freedom Trail)
ボストン市中心部に位置する公園「ボストンコモン」から、市北東部のチャールズタウンにある「バンカーヒル記念塔」へ。全長およそ4kmに渡って続く「フリーダムトレイル」は、ボストンの歴史を楽しむ上で欠かせない楽しみのひとつです。今から半世紀以上前に地元出身のジャーナリスト、ウィリアム・スコフィールド氏によって考案されたこのトレイルには、アメリカ独立にまつわる16カ所の歴史的な名所が点在。ルート上には赤い線が描かれており、はじめてボストンを訪れる人でも、迷うことなく半日ほどで史跡をめぐることができるのです。アメリカ国内はもちろん、世界各国から多くの旅人が訪れ、アメリカ建国の歴史にふれる場所。
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