グートゥマニャ洞穴
奥行きは19メートル、幅は12メートル、高さは約10メートル。リガから約50キロ離れたスィグルダにあり、市街地からロープウェイを使って川の対岸に渡る。
この洞穴は17世紀にこの地方に居た”トゥライダの薔薇”と呼ばれた美女のマイヤという女性が、恋人であるトゥライダの庭師であった青年と密会していた場所なのだ。ただこのストーリーは悲劇で、マイヤは美女だったので、彼女を狙う男が沢山居たのである。彼女を狙う男がこの庭師の直筆の手紙を使い、彼女を騙して洞穴前に呼び寄せた。ただ恋人との純愛を守る為にマイヤは「この魔法のスカーフは剣で突き切る事が出来ない。嘘だと思うなら試してみなさい!」とその男に言い放った。するとその男は自分に惹かれないマイヤに対してカッとなり、手に持っていた斧をマイヤに向けて振り下ろした。しかし彼女を守るハズのスカーフは無残にマイヤの首と共に断ち切れてしまった。マイヤは他の男よりも恋人の庭師との愛の方を命を懸けて守ったという逸話が残っている。
|